食生活指針
上部帯

 食生活との関係が深いとされる生活習慣病の患者数や死亡者数が年々増加し、これに伴い国民医療費も年々増加して約29兆円にもなっています。
エネルギー摂取量に占める脂肪エネルギー比率
★エネルギーの栄養素別摂取構成比

 私たちの食生活の現状をみると、エネルギー摂取量は、平均的には、ほぼ適正量となっていますが、脂肪エネルギー比は明らかに増加しています。
 脂質の過剰摂取は、心疾患や大腸ガンの原因となり、生活習慣病予防の観点からも注意を払うべ問題です。
エネルギーの栄養素別摂取構成比グラフ
穀類エネルギー比は減少傾向 
 エネルギーの食品群別摂取構成比をみると、特に米類の減少が著しく、平成10年では29.3%にまで減少しています。また、特に若い世代で米の摂取量が減少しています。その一方で、動物性食品からの摂取量は増加しています。主食としての米などの穀類を毎食適量摂取することは、糖類エネルギー比を適正に維持し、脂質エネルギー比の増加を防ぐことにもつながります。


★エネルギーの食品群別摂取構成比

エネルギーの食品群別摂取構成比グラフ
★年齢階層別にみた主な食品群別摂取量

[1997年、摂取量(g/人・日)]
食品群別\年代
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
米 類
167.4  
169.9  
173.7  
179.7  
181.3  
肉 類
101.7  
90.3  
84.2  
74.7  
58.0  
卵 類
43.6  
42.5  
45.6  
41.7  
36.0  
乳 類
105.6  
102.6  
96.7  
108.2  
114.0  
油脂類
19.4  
19.1  
18.2  
16.5  
12.5  
資料:厚生省「国民栄養調査」

朝食欠食率が増加
★朝食欠食率の年次推移

 朝食欠食率は、20年前に比べて、20歳代、30歳代男性で8ポイント以上増加しています。一方、女性はいずれの年代でもほぼ横ばいの状況です。
朝食欠食率の年次推移グラフ
供給熱量と摂取熱量の差が拡大
★1人・1日当たりの供給・摂取量熱

 食料消費の状況を示す指標である供給ベースの「食糧需給表」の熱量と、摂取ベースの「国民栄養調査」の熱量との差が年々拡大し、近年600kcal程度となっています。
 この要因としては、食べ残しや廃棄によるものが大きいと思われます。

1人・1日当たりの供給・摂取量熱グラフ
食料自給率は低下傾向に
★国民1人・1年当たりの消費量と食料自給率
(単位:kg/年、kcal/日、%)


 
昭和40年
昭和50年
昭和60年
平成9年度
平成10年度
(概算)

消費量
比 率
消費量
比 率
消費量
比 率
消費量
消費量
112
167
88
131
75
112
67
65
小 麦
29
91
32
100
32
100
32
32
いも類
21
100
16
76
19
90
21
21
豆 類
10
111
9
100
9
100
9
9
野 菜
108
106
109
107
110
108
102
99
果 実
29
71
43
105
37
90
41
38
牛乳・乳製品
38
41
54
58
71
76
93
92
肉 類
9
32
18
64
23
82
28
28
鶏 卵
11
61
14
78
15
83
18
17
魚介類
28
78
35
97
36
100
36
34
砂 糖
19
90
25
119
22
105
21
20
油 脂
6
40
11
73
14
93
15
15
供給熱量
2,459
94
2,517
96
2,567
98
2,619
2,570
主食用穀物自給率
80
-
69
-
69
-
62
59
穀物自給率
62
-
40
-
31
-
28
27
供給熱量総合食料
自給率
73
-
54
-
53
-
41
40
飼料:農林水産省「食糧需給表」、 注)比率は、平成9年度を100とした数値である。

 私たちの食料消費の変化に伴い、米の消費が減少する一方で、畜産物や油脂の消費が増加しました。これらの生産に必要な飼料穀物や油糧原料は、我が国の農業生産せは十分な対応が困難で、輸入に依存せざるを得なくなったこと等により、自給率は低下してきています。



環境自主行動計画目次へPage1Page2