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マヨネーズなどドレッシング類産業におけるエネルギー使用量(重油換算)は、表1の通りであり、1996年の総使用量は1990年に対し、0.8%減少している。その内訳をみると、重油,ガスが 減少する一方、灯油の使用量が大幅に伸びている。電力の使用量も2.1%増加し、総使用量の約4割を占めている。製品1トン当たりのエネルギー使用原単位は、重油換算で1990年の39.8リットルに対し、1996年は、33.7リットルとかなり減少している。当業界のエネルギーの使用状況は、国内主要産業におけるエネルギー使用単位の平均値 173リットル(92年)と比較すると、極めて低い水準にある。 表1 エネルギー使用量
1996年のCO2排出量は、36,404トンで1990年における排出量36,321トンに比べ0.2%と僅かに増加している。一方、1996年の製品1トン当たりの CO2排出量は、1990年の124.9k gに対し14.4%減少し、106.6kgとなっている。当業界におけるCO2排出原単位は、他産業に比べてもかなり低位の水準にあるので、ドレッシング類産業は環境負荷の少ない産業であると云える。 表2 CO2排出量
表3ドレッシング類生産量当たりCO2排出量
(1)2010年におけるCO2排出の抑制当業界におけるエネルギー使用原単位及びCO2排出原単位は、既に他産業に比べかなり低い水準にあるので、これを更に引き下げることは極めて困難であるが、地球温暖化防止に業界全体で 取り組むことにより、2010年におけるCO2排出原単位の目標値を基準年次1990年における原単位を約30%下回る水準に設定する。この目標を達成するために、次の課題に取り組むものとする。 ●国の助成措置を活用したコージェネレーションシステムの積極的導入による エネルギー変換効率の向上などエネルギー利用効率の向上 ●電気、都市ガスなどCO2排出量の少ない燃料の優先的購入/使用を更に促進 ●工場及び事務所における二重窓,複層ガラスの設置による建物の断熱性の向上 ●省エネルギー型空調設備の積極的導入と空調の適温化 ●夜間電力を利用した蓄熱システム等の生産設備への積極的導入 ●廃熱回収・利用システムの確立 ●生産効率向上による省エネルギー化の促進 (2)LCA的視点からのCO2排出の抑制マヨネーズに関するLCA調査事例によると、マヨネーズ製造段階におけるCO2排出量は89.7Kgで、ドレッシング類全体の平均値約107kg(1996年)より少ない。原料採取段階からマヨネーズを家庭に輸送する迄の各段階におけるエネルギー,CO2などの排出状況をみると、ポリ容器の場合は、原材料製造段階が24%と最も多く、ついで、製品製造段階(19%)、容器製造段階(17%)、製品の家庭迄の輸送段階(11%)の順となっている。一方、ガラスびん容器の場合は、容器製造段階が34%と最も多く、原材料製造段階(19%)、製品製造段階(15%)、輸送段階(9%)と続く。マヨネーズ以外のドレッシングに関するLCAは未だ実施されていないが、容器別のCO2の排出状況はマヨネーズにほぼ近いものと推定される。LCA的視点に立ってCO2の排出を抑制するためには、製品の製造段階においてこれを抑制することは勿論必要であるが、容器製造段階および製品の輸送段階におけるCO2排出の抑制も重要である。ドレッシング類業界は、関連業界との連携を図りつつ次の課題に取組み、CO2の削減に努めるものとする。 (1)環境負荷の少ない容器の開発について、容器メーカーに対し協力 冷蔵施設などに使われている代替フロン(HFC,HCHCなど)の抑制を図るため、地方公共団体が実施しているこれの回収業務に協力するとともに、現在使用中のものについては、冷蔵施設メーカーに協力を要請して代替フロンの排出を極力少なくするよう適切な管理を行う。また、冷却機能を持つ半導体活用の冷蔵施設など環境負荷の少ない機器が実用化された場合は、これへの転換を促進する。
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