循環型経済社会の構築




排出廃棄物の現状

(1)排出廃棄物の内容

 ドレッシング類産業から排出される廃棄物の総量は、1996年現在23,705トンである。その内訳をみると、植物性残さ,動物性残さが最も多く、この両者で70%以上を占めている。(表4)

 一方、食品産業全体についてみると、廃棄物の量の第1位は汚泥で70%を占め、動物性残さは1.8%を占めるに過ぎない。当業界において、動物性残さが多い理由は、原材料として鶏卵を多く使用している関係上、この卵殻が廃棄物として排出されるからである。

表4 排出廃棄物の状況

 

区   分

食品産業排出量

構成比

ドレッシング
類産業排出量

構成比

 

(1990年)

 

(1996年)

 
 

 トン

トン 

汚   泥1

2,946,039

70.3

2,148.0

8.9

 植物性残さ2

977,316

23.3

8,250.0

34.8

動物性残さ3

74,686

1.8

8,550.0

 36.1

廃プラスチック4

30,209

0.7

549.3

2.2

金属くず5

13,205

0.3

 62.7

0.3

ガラスくず6

17,975

0.4

 16.2

0.1

廃   油7

 10,468

0.3

 386.7

1.6

焼却灰・もえがら8

 24,135

0.6

1.7

  0.0

可燃性包装容器9

    

44.0

 0.2

不燃性包装容器10

   

 0.0

 0.0

可燃性一般廃棄物11

51,420

1.2

 3,592.9

  15.2

不燃性一般廃棄物12

43,902

1.1

15.0

0.1

有害物質を含む廃棄物13

316

 

0.0

   0.0

 その他14

   

 88.8

 0.3

  計 

4,189,673

100.0

23,705.3

 100.0

(2)再資源化の状況

 1996年における再資源化率は、23.4%と低位の水準にある。廃油等など再資源化率100%の廃棄物もあるが量的に少なく、量的に多い動物性残さ、植物性残さの再資源化率は両者とも30%程度である。再資源化の方法をみると動物性残さの大部分を占める卵殻については、肥料,飼料用として出荷されているとともに、カルシウム原料としても販売されている。このほか、卵殻膜については、医療原料としても利用されている。また、植物性残さについては、堆肥として利用されている。

表5 再資源化量等

  区   分

再資源化量

再資源化率

 

 トン

 %

汚   泥  1

128.0

6.1

植物性残さ  2

 2,500.0

 30.3

動物性残さ  3

2,450.0

28.7

廃プラスチック  4

 2.9

 0.6

金属くず   5

 62.7

 100.0

ガラスくず   6

 12.0

 100.0

廃   油   7

  375.0

 100.0

焼却灰・もえがら   8

0.0

  0.0

可燃性包装容器   9

9.7

 22.0

不燃性包装容器 10

0.0

0.0

可燃性一般廃棄物 11

  112.0

3.1

不燃性一般廃棄物 12

 0.0

 0.0

有害物質を含む廃棄物 13

 0.0

    0.0

その他 14

0.0

0.0

   5,524.3

23.14

 

廃棄物の発生抑制と再資源化の促進

(1)2010年における排出廃棄物を1996年より10%減少させる。
(2)次の方策により再資源化率の向上を図り、廃棄物全体の再資源化率の目標値を50%以上に設定する。

@汚泥について、排出実態の把握と回収・処理システムの構築を図り、炭化プラントによる汚泥の燃料化と燃焼による熱エネルギーの回収等を促進

A植物性残さについては、肥料及び堆肥・コンポストのほか土壌改良剤としてリサイクルを促進

B動物性残さの中心を占める卵殻については、90%以上を目標として再資源化を促進

C廃油については、燃料及び石鹸用原料としての活用を検討

D可燃性一般廃棄物について、再生紙,燃料及び肥料等としてリサイクルを促進

(3)包装の減量化その他

@平成5年2月26日付けで策定した「マヨネーズ・ドレッシング業界における環境対策の総合的推進について」に基づき、包装の減量化等を今後も推進する。

A廃プラスチックについては、平成12年から完全施行される「容器包装リサイクル法」に基づきリサイクルを促進する。