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  2. 環境自主行動計画

ドレッシング類産業における第3次環境自主行動計画

全国マヨネーズ・ドレッシング類協会では、第2次環境自主行動計画(2009年~2012年)の計画期間が終了したしたことから、新たに2012年を基準年度とし、2020年を目標年度とする第3次環境自主行動計画を平成26年1月に策定しましたので、その内容をご紹介します。なお、本自主行動計画は会員企業(10社)総体としての計画です。

1.これまでの計画の実績と評価

当協会では、CO2削減と廃棄物の削減・再資源化を図るため、平成11年に初めて環境自主行動計画を策定し、会員企業はその取組を進めてきた。平成22年には「京都議定書目標達成計画」(平成20年3月閣議決定、2008年度から2012年度までの5年間で我が国の温室効果ガス排出量を6%(1990年度比)削減するための計画)を踏まえ、第2次環境自主行動計画(2009~2012年度)を策定し、引き続きドレッシング類の製造に係るCO2削減等に取り組んできたところである。

第2次計画の目標年度である2012年度(平成24年度)の実績は、2011年(平成23年)3月の東日本大震災による原発事故の影響で電力のCO2排出係数が高まったこと等から、CO2排出量原単位、CO2排出量とも目標値を上回らざるを得なかったが、震災前の2010年度までには2012年度の目標値を下回っており、実質的には目標はほぼ達成されたと評価される。

【第2次環境自主行動計画のCO2排出量等の削減の目標と実績】

項 目 2005年度
(基準年度)
2009 2010 2011 2012
実績 目標
CO2 排出量原単位
(t-CO2/t)
0.125
(100)
0.116
(92.8)
0.116
(92.8)
0.145
(116.0)
0.145
(116.0)
0.120
(96.0)
CO2 排出量
(t-CO2)
50,962
(100)
47,183
(92.6)
46,882
(92.0)
59,261
(116.3)
61,310
(120.3)
48,924
(96.0)
注:
  • (1)
    CO2排出量原単位は、ドレッシング類の生産量単位当たりのCO2排出量で、クレジット調整前の原数値である。
  • (2)
    表中の( )内数値は、基準年度に対する比率。

2.低炭素社会実行計画の策定

近年、これまでに経験したことがない台風や洪水等の自然災害が世界各地で多発しており、その一因として地球温暖化が指摘されている。今後とも、地球温暖化対策を進めていくことは産業界の社会的責務であり、当協会としても引き続きCO2削減に取り組むため、2020年度を目標年度とする新たな自主行動計画-「低炭素社会実行計画」-を策定することとする。

(1)計画期間
基準年度は直近の実績値のある2012年度とし、目標年度は2020年度とする。
(2)CO2の削減目標
2020年度のCO2排出量原単位は、2012年度(基準年度)比で4.8%以上の削減を目指す。また、CO2排出量については、2012年度(基準年度)比で8.7%減の56,000t-CO2 以下を目指すものとする。

【低炭素社会実行計画】

項 目 2012年度
(基準年度)
2020年度
(目標年度)
削減率
CO2 排出量原単位
(t-CO2/t)
0.145 0.138 ▲4.8%
CO2 排出量
(t-CO2)
61,310 56,000 ▲8.7 %
(3)CO2削減のための対策

これまで、ドレッシング類製造業界においては、CO2排出量の少ないガスや電力等への燃料転換や省エネルギー設備の導入等を進めてきた。

今後、消費者ニーズに対応した「おいしさ」や「健康」を訴求した加工度の高いドレッシング類製品の増加など製品構成の変化や高度な品質管理と安全確保のための設備の増強等が見込まれることから、CO2排出量の大幅な削減は容易でない面もあるが、次に掲げる対策を鋭意推進することにより、その達成を図っていくものとする。

① CO2排出量の少ない燃料への転換

  • 重油から都市ガスへ転換
  • GHP(ガスヒートポンプ)空調機の燃料転換(LPGから都市ガスへ)

② 省エネルギー設備の導入・改善

  • コージェネレーション設備の改善
  • 高効率設備の導入(LED照明、大型ポンプ、大型送風機等)
  • 高効率ボイラー、高効率トランスの導入
  • 空調制御装置の導入、デマンドコントロール設備の更新
  • 冷蔵庫入り口へのサーモシャッターの取付け
  • アンモニア仕様の冷凍機の導入
  • 人感センサーの設置

③ 製造設備・工程の改善

  • ボイラー、コンプレッサーの台数制御
  • 空調機の稼働制御システムの変更
  • 排熱の回収・再利用
  • 蒸気ドレン水の回収・再利用
  • 冷却塔設備の不要時停止
  • 設備洗浄頻度の見直し
  • 製造連続化の推進
  • 工場のスクラップ&ビルドによるエネルギー効率の改善
  • ボイラー効率のアップ、配管ロスの改善、負荷本体の保温等による熱効率の改善
  • 蒸気系統、空調機系統、空気圧縮・真空系統、冷却水系統の効率化
  • ドレーントラップの整備・更新

④ 管理その他省エネルギー対策の推進

  • 工場事務所照明の個別点灯化、通路照明の自動点・消灯
  • 不要時の照明・PCのこまめな消灯
  • 冷暖房機器の温度管理の徹底
  • エアコン室外機に水噴霧して効率アップ
  • エアー漏れ・蒸気洩れの防止、配管の断熱・保温対策
  • フォークリフトの電動化
  • ノー残業デーの実施
  • 設備の設定条件、運転時間等運転管理の見直し
  • 冷却管理温度の設定変更
  • 工場事務所の窓ガラスへの省エネルギーフィルムの添付

⑤ 物流部門における取組

  • モーダルシフトの推進、輸送ルート・回数等の効率化、積載率の向上、エコドライブの推進等。

⑥ 関係法令への適切な対応

  • 「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)、「地球温暖化対策の推進に関する法律」(温対法)等に適切に対応する。

3.廃棄物等の削減と再資源化

ドレッシング類の製造に伴って排出される廃棄物等の削減に引き続き努めるとともに、卵殻の土壌改良材等への利用、食品残さの肥料・飼料原料への利用等、廃棄物等の有効利用を進め、高度な再資源化率(95%以上)を維持する。

4.計画のフォローアップと見直し

当協会環境対策委員会は、本計画の進捗状況について毎年度フォローアップを行い、関係行政部局に報告する。

なお、政府のエネルギー基本計画等本計画のフレームワークが大きく変わった場合は、速やかに見直しを行うものとする。